いつの世の中でもお母さん方にとってご自分の子供さんたちの近視は心配の種だと思います。近視の子供さんの将来に不安を持ち、いろいろ悩まれることが多いかと推察いたします。この項目では世の近視の子供さんを持たれるお母様方の種々の疑問に答え、近視に対する正しい知識が得られるよう、問答式でやさしく解説しています。
視力に問題がある子どもは、未就学児では20人に1人、就学児では4人に1人います。目の問題の多くは幼児期に起こるので、子どもが適切な眼科検診を受けるということはとても大切なことです。視力が弱いと、学習能力や運動のパフォーマンスから、自己評価にまで悪い影響を及ぼします。目の状態をそのままにしておくと、さらに悪化し、もっと深刻な問題を引き起こす可能性があります。そのため、子どもの視力を守る秘訣は、何よりもまず定期的な眼科検診です。
日本国際眼科病院では、6歳から17歳までのお子様に特別な児童屈折測定パッケージをご用意しております。
視力検査の流れ
機械測定データ:自動で眼の屈折状態を調べます。
裸眼視力:メガネを掛けていない時の視力
利き目:手や足と同様に「眼」にも利き目があります。
PD:瞳孔間距離【右眼と左眼の黒目(瞳)の距離】
輻輳・カバーテスト:斜位やプリズムの必要性を確認。
ご使用中のメガネレンズの確認(KB値)
※使用していない・調子の悪いメガネも度数やその原因などの多くの情報が参考となります。
- 片眼測定(片方ずつの見え方【最高視力度数】を確認します。)
※乱視測定(クロスシリンダー法)乱視度数と乱視軸方向の確認をします。
※球面度数レッド・グリーンテスト
「レッド・グリーンテスト」という検査で「赤緑テスト」「二色テスト」とも呼ばれます。メガネの度数が過矯正か低矯正かをチェックするためのものです。
バランス・立体視・斜位測定など両目での見え具合を確認。
- 完全矯正値の確定
- ワース4灯法「必要時」
- コントラスト感度・コントラスト視力(必要時)
検影法
『検影法』とは、患者さんの眼に光をあてて網膜を照らし、反射された光と影の動きを確認することで、屈折異常(近視、遠視、乱視など)の程度を評価します。
メガネ慣らし
作成予定度数をトライアルフレームにセットし試し掛けをしていただきます。違和感がないか確認し、度数確定いたします。
調節麻痺薬(サイクロジン・ミドリンP・アトロピン)を使用した視力検査
物を見ようとした時に、ピントを合わせる力のことをいいます。
お子さんは調節力が強いため、少し目を細めたりするだけで変化します。そのため、調節力が強いままで検査を行っても正確な度数(近視・遠視・乱視)がわかりません。正確な度数がわからないと、眼鏡を使用した治療・訓練が必要か判断ができなかったり、眼鏡の度数があっていない状態で使用していたりということが起こってきます。
初めての眼鏡作成時・視力の不安定な時・遠視を疑う時等必要に応じてこの検査を行います。
機械による検査と普通の視力検査の後、5分おきに3回点眼します。
3回目の点眼後、50分経過後に瞳が開いたことを確認した後、視力検査を開始します。
又、点眼と視力検査を別日に行う事もあります。
ピントを合わせる力が無くなる為、近くが見にくくなります。
又、瞳が開いた状態になる為、いつもよりより光がまぶしく感じます。
作用は、2日程(個人差あり)続きます。検査は予約制となっております。
点眼の作用は2日程続く為、予定のない時にご予約をお願いします。
調節力が強く介入してサイクロジンで十分に麻痺させることができない場合はアトロピン.5%が使用されます。この薬は5回点眼が必要であり、病院で一回点眼して、自宅で4回行ないます。6日目に受診して検査を行ないます。近くのぼやけは2週間続きます。
すべての検査を行った上、医師の診察を受けていただきます。屈折異常の種類・零度により適切なカウンセリングを行ないます。近視の場合は近視抑制方法について詳細な説明をさせていただきます。
日本国際眼科病院での学童対象(6-17歳)への優遇
– 診察料を半額で提供します。
– 近視抑制(マイオピアコントロール)パッケージを750.000VNDだけで2年間回数無制限の検査を受けていただけます。