視力とは、「ものを見る力」を示すもの。より具体的にいうと、物のかたちや色などを認識するうえで必要な目の解像能力を数値化したものです。視力の種類はさまざまで、メガネを作る前の視力測定では、ありのままの視力を示す「裸眼視力」、メガネを着用した際の視力を示す「矯正視力」などの測定が必要とされます。矯正視力が低い場合は医師の判断により精密検査が行われ原因追究されます。日本国際眼科病院ではより正確な初力検査を実現するように最新の医療機器の導入と経験豊富なスタッフが常駐しています。
他覚測定(オートレフ)
機械測定データ:自動で眼の屈折状態を調べます。
予備測定
裸眼視力:メガネを掛けていない時の視力
利き目:手や足と同様に「眼」にも利き目があります。
PD:瞳孔間距離【右眼と左眼の黒目(瞳)の距離】
輻輳・カバーテスト:斜位やプリズムの必要性を確認。
ご使用中のメガネレンズの確認(KB値)
※使用していない・調子の悪いメガネも度数やその原因などの多くの情報が参考となります。
片眼測定(片方ずつの見え方【最高視力度数】を確認します。)
※乱視測定(クロスシリンダー法)乱視度数と乱視軸方向の確認をします。
※球面度数レッド・グリーンテスト
「レッド・グリーンテスト」という検査で「赤緑テスト」「二色テスト」とも呼ばれます。メガネの度数が過矯正か低矯正かをチェックするためのものです。
両眼視測定(両眼で見た時の視力)
バランス・立体視・斜位測定など両目での見え具合を確認。
完全矯正値の確定
ワース4灯法
コントラスト感度・コントラスト視力
薬剤負荷屈折検査(必要に応じて)
目の検査機器
オートレフケラトトノメータTRK-2P FREXY(TOPCON)
3D視力検査チャート
厳重な検査プロセスを経て得た結果を基に検査技師または医師からの詳細なカウンセリングを受けていただきます。
目の診察
眼科医の診察を受けることで自覚症状がなくても静かに発症し進行している病気を早期発見することができます。目の基礎検査の他、視力の程度により追加指示が出されます。
角膜形状解析検査
角膜表面の形状を測定する検査です。
角膜は水晶体と同じレンズの役割を担っており、角膜が歪むと眼の屈折異常に大きな影響がでます。
白内障やPHAKIC/ICL・LASIK手術の前後や円錐角膜、角膜疾患、角膜移植前後、オルソケラトロジー処方前などに検査を実施します。
視野検査
主に緑内障の方、あるいは緑内障が疑われる方を対象に、視野の感度や範囲を調べる精密検査です。自動視野計を用いて行います。検査結果は視野計に内蔵されたソフトによって解析が可能です。視覚障害者等級判定のために必要な視野検査プログラムも当院の自動視野計には搭載されているので行うことができます。
診察(細隙灯顕微鏡検査)
診察室の顕微鏡です。ここで目の診察をさせていただき必要に応じて専門的な検査をいたします。
眼底検査
光干渉断層撮影検査OCT)
眼球の内壁に存在する網膜や視神経の断層撮影をすることにより、網膜や神経線維の厚さ、さらには視神経の形状解析が可能な精密検査です。緑内障や糖尿病網膜症の早期診断、経過観察に有用です。当院のOCTには、より詳細な血管の動態まで解析できる光干渉断層血管撮影(OCT-Angiography)モードも搭載されており、従来は造影剤を用いないと調べることが出来なかった微細な血管構造まで描出することが可能です。
IOLマスター
眼の表面から網膜までの長さ(眼軸長)を測定する検査です。
白内障手術時に入れる眼内レンズの度数決定をする上でも重要な検査になります。