レーザー白内障手術の適応
白内障手術が難症例と言われている方は、特にこの手術に向いております。 プレミアム眼内レンズ、特に多焦点眼内レンズを使用する場合は可能な限り、レーザー白内障手術をお勧めいたします。 この手術に向いておられない症例は、以下の通りです。
- レーザーを照射するためにサクションリングと呼ばれるリングを結膜に取り付ける必要がありますが、目を大きく開けられない方はリングを取り付けることができませんので不適応となります。
- 白内障手術前に散瞳といって、点眼薬を使って瞳を大きく広げますが、人によっては、いくら点眼をしても瞳が大きく広がらない方がおられます。このように、散瞳時に瞳が大きく広がらない方はレーザーを正確にあてることが困難になりますので、レーザー白内障手術に適しません。
- 本来は透明組織である角膜が濁っておられる(角膜混濁)方も同様の理由で適しておりません。
- 白内障と診断された方
- 眼圧は許容範囲内
- 結膜炎、角膜炎、眼内炎症、ブドウ膜炎などの炎症性疾患はありません
- 血糖値が許容範囲内であること(空腹時)